農家訪問~茂木町・たまゆら草苑を訪ねて~
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こんにちは!
RadianceSourceの久木田です。
今回は、当店でもお取り扱いさせていただいている自然農法で農作物を栽培する農家さん、「たまゆら草苑」さんの農場をマネージャー:佐藤と野菜担当:飯塚が訪問。
どんな環境、どんな想いで野菜作りを行っているのか。
それをご紹介いたします。
たまゆら草苑 豊口さん
学生時代、仲間とコミュニケーションをとることがあまり得意ではなく、クラスでも大人しい性格だったそうです。
その中で植物の美しさ、花や虫の響き合いに自然はそのままで芸術、それをそのままに喜びと感じ、共有できる農業がしたいと20代から自然農法を学び始めたそうです。
築130年の古民家に住まう豊口さん。それだけで画になります。
さっそく訪れた際に出会った景色をご紹介。
種取り用オクラ
全て種は自家採種。収穫後、追熟してから種を採るのだそう。
黒ごま
とうもろこしが育ったあと、耕さずにカブを蒔いたそうです。
自然のまま、その多様性がいい。
畑には様々な草花、虫がいてバランスが取れている。
と話す豊口さん。
畑もその言葉を体現していました。
ピーマン畑
農作業においても、機械やビニールを使わないことを徹底している豊口さん。
ピーマンも立派になっています。
手を加えないミニトマト
こちらの手を加えていないミニトマトは、地面を這うように育っています。
一般的に栽培されているものをイメージすれば、地上から空に向かって育つのを思い浮かべますが、実はこちらの姿が本来の育ち方なんだそうです。
人参畑の横には花が。この景色にいるので、畑仕事で疲れないし、逆に癒されると話す豊口さん。
自然と一体となれる時間。
赤いトウモロコシ~枝豆
豊口さんは、自然農法をはじめてから、酪農や養鶏、食品製造などの仕事を通して様々な不自然さにも気がついていったそうです。
幅広い知識の持ち主で解毒方法も含め野口整体、東洋医学、精神科医療も学んだそうです。
豊口さんの農業は先述のとおり、自然農法。
自然のまま、多様性が良くてそれを排除することはしない
ビニールや機械を使わないことを徹底して、身近なところで気づいたことを改善していく。
同様に
人も同じ、ひとりひとりが個性があってそれがいい
ひとりひとりを尊重することが大事
育った野菜は必要な分だけを収穫、あとはほかの生物や微生物を養うために畑に残しておく。人間の都合に合わせない、作物に寄りそった農法は生産量は低いです。でも質の高い農産物を作りたいから
と話す豊口さんの言葉には、ひとことひとことに重みがありました。
以上、農家訪問の様子でした。
次回は、同じく自然栽培農家「レインヴェイル」さんに訪問予定です。